発達障害児の息子と、妻と僕と

発達障害グレーゾーンの息子の育児ブログです。

【ペアレント・トレーニング】発達障害児の育児に疲れたら

発達障害児の育児は、一筋縄ではいきません。

育児に疲れたな、大変だな、という経験は皆さんあるはずです。
そんな時には、一息ついてみてはいかがでしょうか。
本記事では、下記の内容を紹介します。

〜目次〜

 

 

発達障害児の育児は疲れるし大変

我が家の体験談

息子は今4歳ですが、これまでその時期ごとの大変さがあったように思います。

1歳半頃は「ベビーカーが嫌い」で、無理に乗せようものなら暴れ出すため、

外出時は常に抱っこでした。

その次は、癇癪と多動。2歳8ヶ月頃まで発語のなかった息子は、

やはり意思疎通が思うようにならなかったせいか、

家の中でも外でもひどい癇癪っぷりでした。

更に多動と合間って、外出時はじっとしておらずすぐに脱走を図り、

捕り押さえては癇癪で反り返り・・・の連続でした。

泣きわめいて地面に寝転がることもしばしば。周りの目もあり、本当に外出が苦痛でした。


そのトラウマもあり、遠出は決まって車移動で、息子とまだ電車で出かけたことがありません。

 

ある時、3家族でバーベキューをしたのですが、

他の同い年の子どもはちゃんと座って食べているにも関わらず、

息子は僅かばかりもじっとしていられず、そこからは延々と我々一家だけの散歩が始まりました。

みんなが楽しんでいる中、ずっと歩き回っていたのです。

なんとも惨めなことか。そんなエピソードは数え切れません。

 

また、発語があってからも、こだわりからくる癇癪は治りませんでした。

ちょっと自分の意図したことと異なると、途端に苛立ち、

攻撃的になることもありました。

 

こちらが特に頭にきたのは、天邪鬼を伴った癇癪でした。

息子の言うようにやると、そうじゃなかったと癇癪を起こし、

ならばどうすれば良いのか・・・とそんなやり取りが続き心底疲れました。

 

なぜ発達障害児の育児は大変なのか?

このように様々な難しさを抱える発達障害児の育児ですが、

より良く向き合っていくためには、その子の特性を理解し、

受け容れることが大切だと思います。

 

発達障害と一括りにしても、実はそれぞれに特性があります。

まずは、原因を理解することで対処法も見えてきます。

junior.litalico.jp

 

息子の場合、ASDADHD両方あるかと思いますが、

息子と向き合う中での1つの解決策として、

「見通し不安」へのケアというものがありました。

 

見通し不安の人は、急に予定を変更されることが苦手(嫌)です。

例えば、子どもが家で遊んでいる最中、そろそろ出かける時間になったから

おもちゃを片付けるよう指示、もしくはこちらが勝手に片付け始めてしまうことってあると思います。

しかし、子どもからしてみれば、それは親の都合であって、

なぜか急に邪魔されたように感じてしまうのです。

もし、自分が子どもの立場だったらどうでしょう。「いや、それなら先に言っておいてくれよ!」となるはずです。

 

発達障害児の場合、そのいきなり感がより強い不安となって悪影響してしまうので、

あらかじめ見通しを立ててあげると良いのです。

先ほどのシーンを考えると、親は何時に出かける予定なのか、

前もって子どもに伝えておくべきです。

「○○時に出発するから、時計の長い針が12の所にきたらお片づけしようね。それまで遊んでいいよ」とか、アラームが鳴るまでとか、事前に合意を得ることが重要です。

これは、短期の見通しのケースですが、我が家では、1日のスケジュールも事前に共有するようにしています。

 

これは息子の特性にあったやり方の1つですが、

同じようにそれぞれの特性にあったやり方があるはずです。

発達障害は決してその本人が悪い訳ではありません。

生まれ持っての特性として理解し、受け容れることが大切だと思います。

 


アレント・トレーニン

発達障害児の育児に疲れたあなたに、具体的な解決法をご紹介したいと思います。

アレント・トレーニングをご存知でしょうか。

アレント・トレーニングとは、その名の通り、親のためのトレーニングです。

育児、療育と、つい子ども側に目が行きがちですが、親のあり方1つで、同じ状況下に置かれても捉え方が違ってきます。

親自身も変わる必要があるのです。子どもに多くを求める前に、自分自身を見つめ直す良い機会になるのではないでしょうか。

 

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