発達障害児の息子と、妻と僕と

発達障害グレーゾーンの息子の育児ブログです。

保育園で加配スタート|発達障害児サポートの加配制度

発達障害をもつ子どもが保育園に通う際、「加配」という制度があります。

僕も今回初めて知りました。

 

加配とは、居住している市区町村に申請することによって、

子どもが通う保育施設において、必要な支援を受けられる制度です。

保護者が自治体へ申請し、申請が通れば、

自治体から保育施設へ予算がおりる仕組みです。

 

申請のやり方については、 自治体指定の申請用紙に、

療育機関や医療機関から、「加配」が必要であるという

証明を記入してもらう必要があります。

 

また、割り当てられた予算について、何に使うかの判断は施設側に委ねられており、

例えば、保育士の人員を増やすといった場合もあれば、

教材・遊具等の購入やバリアフリー化といった施設整備を行う場合もあります。

 

そう、予算を何に使うかは保育園の自由なのです。

そこは完全に盲点でした。

 

我々は、6月の保護者面談(以下記事参照)の後、

すぐに加配の申請を行い、7月後半に保育園に申請通過の連絡がありました。

toyandshiro.hatenablog.com

 

 我々の希望は、今回の加配によって、

我が子に対してマンツーマンの保育士がつくことでした。

何の疑いもなく、そうなるものだと思っていました。

 

送り迎えに行った時に、絵本を読む先生の周りを囲んで

お話を聞くクラスのお友達。そんな中、一人輪から外れて遊んでいる我が子。

またある時は、逆に一人で絵本を持って立ちすくみ泣いている我が子。

「集団行動ができない」と言ってしまえばそれまでですが、

我が子には我が子のペース・興味関心があり、それに応えてくれる人がいてくれれば、

少しでも言葉を返し、微笑み返してくれる人がいてくれれば・・・と、

切に願っておりました。 

 

しかし、今回の保育園からの報告は、クラスの担任を

現状の3名体制から4名体制に1名増やすというものでした。

新たに誰か新しい保育士を雇い入れるということではなく、

既存メンバー内でのシフト強化といったイメージです。

 

加配申請は我々がしたのです。

「他の保護者の目も気にされるかと思いますが・・・」とか何とか

保育園から言われながら、我々が申請したのです。

 

しかし、蓋を開けてみれば、クラス全体の保育体制が

充実しただけではありませんか!

何故か勝手に恩恵を受けていらっしゃるじゃありませんか!!

 

これには納得がいくはずがありません。

保育園に物申すため、まずは自治体担当課へ制度に関する確認を取りました。

すると、前述の通り、申請者からの強制力は基本的に無く、

あくまで受け入れ側の保育園の判断に委ねられるとのことでした。

療育ではなく、保育の場であるということです。

 

確かに一理ありますが、それでも納得いくはずがありません。

そこで、せめて責任の所在を明確にして欲しいという要望を出しました。

 

4名体制でふわっと見るということではなく、

家庭や別途療育機関で取り組んでいる内容を伝えることにより、

担任間で共有してもらう窓口(責任者)を立ててもらうことにしました。

定期的にその責任者との面談もお願いしています。

 

まだ始まったばかりですので、その後の動向については

また追々書きたいと思います。