発達障害児の息子と、妻と僕と

発達障害グレーゾーンの息子の育児ブログです。

発達障害児と外出|おすすめの持ち物・場所・テクニック

発達障害児との外出は、とにかく過酷です。気力と体力、両方ともがっつり削られます。我々夫婦の共通認識として、平日の仕事の方が圧倒的に楽だと感じるので、毎週毎週土日でぐったりし、月曜から少しずつ回復していくイメージです(笑) 

 

  • 外へ連れて行けと、玄関の方へ我々の手を引いて大号泣 
  • じっとしていられないし、何処へでも飛び出す(危険)
  • かと思えばすぐに抱っこを要求
  • 追いかけ回しては捕獲の繰り返し
  • そしてずっと抱っこで、腕や肩はパンパン・・・
  • 外食の際には、夫婦揃って壮絶なフードファイター

 

少しでもダメージを軽減するために、色々と試してきたので、いくつか役に立ったものを紹介したいと思います。

 

 

【ツール編】

ipadホルダー

我が家では、ほぼ100%外出時の交通手段は車です。過去に電車も試みましたが、かんしゃく大騒ぎで1駅も持たず諦めました。その後は、一度も乗っていません。。そこで、車での移動時に機嫌を保つ(間を持たせる)ために助かるのがipadの動画です。そしてこのipadホルダーは、後部座席のチャイルドシートに座る子どものため(否、我々のため!)には必需品とも言えるアイテムです。

 

お絵かきセット(電子メモパッド

お絵かきは、キャラクターや乗り物、くだもの等、子どもの好きなものを描いてあげるのですが、これで意外と集中するもので、少しは間が持ちます。おすすめは「電子メモパッド」で、これならバッグの中に入れておけるので、手軽に持ち運ぶことができます。ボタンワンタッチで描いたものが消えるので、それもまた子どもにとっては面白いようです。更に、このペンは電子パッド以外では実際に書くことができないので、至る所に落書きされる心配もなく重宝しています。

 

アウトドアワゴン 

うちの子はバギーに乗りません。バギーに乗せようとすると、凄まじい勢いで拒否反応を示します。せめてバギーに乗ってくれたなら・・・。すれ違うよそ様の子どもを横目に見ながら、それだけでどれほど外出が楽になるだろうとつくづく思います。そんな我が家が、辿り着いた先がアウトドアワゴンです。アウトドア?・・・いえいえ、我が家では日常使いです!笑  

このタイプはやや深さのある設計になっており、子どもが容易に乗り越えられないので安心です。現代の子連れ狼的な絵面になりますが、子どももどこか得意げです。耐荷重80㎏なので、たまに妻も一緒に乗せています。それでも運転は軽々と可能です。

 

【How To編】

時間帯(スケジュールの組み立て)

子どもによってもちろん個人差はあると思いますが、「お昼寝の時間」を外出スケジュールの中でどう組み立てるかが肝になってきます。我が家では、子どもがお昼寝したタイミングで、我々も仮眠(休息)を取り、その後の目覚めに備えます。一時休戦ということです。

(余談ですが、寝るのはいつも車の中です。ドライブしないと寝ないのです。そして、寝たからといって家の中に移動しようとすると、敏感に目覚めて大かんしゃくなので、我々は夏も冬も車の中で寝ています。通りがかった人は、もしかしたら無理心中と間違うかも知れません。笑)

「昼食 ⇨ お昼寝パターン」、「お昼寝 ⇨ 昼食パターン」

がありますので、臨機応変なスケジュール変更をする必要があります。お昼寝は「チャンスタイム」です。自分たちの回復のために必須です。

 

場所(都内近郊)

外出先としてのおすすめは、当たり前ですが「子どもに優しい」がキーワードになります。例えば、ショッピングモールですと「グランツリー武蔵小杉」は、通路も幅広に設計されており、子連れも多く気兼ねなく過ごせます。キドキドやフードコートがあるのもポイント高いですね!

www.grand-tree.jp

他には、ズーラシアもおすすめです。とにかく広いので、それほど混雑を感じさせず、じっとしていられない我が子にとって、そしてそれに対応する我々夫婦にとってもストレスが低いです。

www.hama-midorinokyokai.or.jp

食事

外食の際には「時差式」注文で役割を分担しています。例えば、まずは子どものメニューと妻のメニューを合わせて注文し、子どもと妻が先に食べます。その時、僕は子どもを抱えながら食事を食べさせます。同時に、妻は瞬時に食事を済ませます。もちろん上記の間、子どもが椅子にずっと座っているはずはありません。

妻と子どもが無事食事を終えると、二人は先に退出。この時、頃合いを見計って時間差で僕の注文が届くようにすることが重要です。そして、残された僕は一人、一気に食事を平らげるのです。。

個室があれば利用した方が周囲の目も気になりません。また、少し高くつきますがカラオケBOXは、駅前等の繁華街では有効活用できます。子ども用の動画や、NHK教育テレビの定番ソング等も流せるので、比較的ゆったりと食事が可能です。

 

以上、少しでも皆さんの参考になればと思いますが、我々も日々改善を繰り返し、またアップデートしていきたいと思います。

発達障害児×共働き 〜我が家の働き方改革〜

「フェアであること」

それが、我々夫婦の基本的なルールです。

今日は、僕たち夫婦の働き方について、

少しだけお話したいと思います。

 

今僕は、とある企業で営業をしていますが、

転職すること実に5社目。

これも、常に働き方を模索してきた結果(?笑)

ということにしておきましょう。

 

フルタイムで働いていますが、

毎日ほぼ残業せずに家に帰っています。

たぶん、デスクさんより誰よりも早く帰っているのではないでしょうか。

それは、早く帰って家事・育児を分担するためです。

 

昨今「働き方改革」という動きが、政府の掲げる

一億総活躍社会」実現に向けたチャレンジとして取り組まれていますが、

多様化する働き方の中には、もちろん共働き、

ひいては女性の更なる社会進出がある訳です。

 

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出典元:「平成28年版厚生労働白書」より

平成28年版厚生労働白書 −人口高齢化を乗り越える社会モデルを考える−|厚生労働省

 

女性が出産や育児によって、

働くことを諦めなくても済むように、

産休や育休、復帰後の時短勤務やリモートワーク、

その他、育児における福利厚生が充実した企業が増えてきました。

 

かく言う僕の勤め先も、

比較的制度の整った会社だと思います。

ただし、女性にとって。

そう、こういった各種育児における制度は、

女性社員を対象にしたものが多いのが現状です。

 

これが社会の現実です。

育児をするのは「女性」と決めつけているようなものです。

2016年度の男性の育休取得率は過去最高となりましたが、

わずか3.16%です。

 

www.nikkei.com

 

待機児童問題、37.5℃の壁、小1の壁、

育児をしていると様々な障害が起こりますが、

そんな時、仕事を休んだり、家事を負担したり、

何かを諦めなければならないのは大体「女性」です。

そこには、メインで育児をするのは当然「母親」だろうという既成概念が

根底にあるのではないでしょうか。

 

我が家は違います。

「フェアであること」それが基本ルールです。

仕事のために家庭を後回しにすることなど許されません。

妻だって人一倍働きたいのです。

 

同じように働き、同じように育児をする、家事をする。

そこに男だから、女だからはありません。

(出産と授乳だけは、どうしても分担出来ませんでしたが!笑)

 

『LIFE SHIFT』という本を読みましたが、

我が家では既に実践されているスタンダードな考え方でした。 

LIFE SHIFT(ライフ・シフト)

LIFE SHIFT(ライフ・シフト)

 

 

そして、発達障害児の育児となると、

より一層の協力体制が必要になるのです。

 

例えば、療育機関は平日のみやっている所がほとんどなので、

隔週通いにして、交代で分担することによって、

それぞれ月1回の休みで済むようにしています。

有給休暇も年間で限りがあるので、おそらくキッチリ使い果たすペースです。

(足りない可能性大なので、その際は普通に欠勤扱いです・・・)

 

 

男性が変わらなければ、真に女性が変われない。

女性が活躍する一億総活躍社会」を実現するためには、

実は、男性側が変わる必要があると思っています。

 

これは、育児だけに限りません。

いつ何時、突然身内の介護に迫られることだってあります。

誰にでも可能性はあるのです。

 

夫婦が助け合うパートナーであるように、

会社の人同士も困った時はお互い様。

助け合えば良いのです。

 

まずは、男性が変わること。

まだまだマイノリティーの孤独な戦いですが、

僕の小さな変革が、少しずつでも伝わって、

いずれ大きな地殻変動に変わることを願っています。

 

 

 

 

 

 

保護者面談 @保育園

今日は、息子が通う保育園で、

保護者面談がありました。

 

息子は、昨年の4月に0歳児クラスに入園し、

今は1歳児クラスです。

担任の先生の中に一人、昨年のクラスから持ち上がりの方がいて、

今日もその先生との面談でした。

 

16時、我々は夫婦で参加。

面談は平日のみなので、この時間調整も

共働きとしては毎度大変ですね。。笑

 

でも、夫婦で参加するのには理由がありました。

とりわけ妻の方に(※面談の最中に知らされましたが・・・)。

 

まずは先生から、息子の保育園での様子や、

昨年から見ていただいているので、この1年で出来るようになったこと等、

息子の成長の話がありました。

好きな遊びや、お昼ごはん、お昼寝に関すること等々。

 

我々はただ、云々とうなづいて聞いていました。

 

本題はここから・・・。我々のターンになりました。

息子の成長について気になり“まくる”こと、

今、様々な療育機関をあたり始めていること、

すべて包み隠さずぶっちゃけました。

 

そして、逆に教えて欲しいと。

息子について正直に話してくださいとお願いしました。

 

すると先生は、それまでかなりオブラートに包んで

息子の保育園での生活ぶりを話してくれていましたが、

やはり、真実はもっと残酷でした。。

 

「みんな〜!お外に行くからお手てつないで〜!」等の

誘導の声掛けには全くもって反応しないこと。

教室のドアを開けては、一人脱走してしまっていること。

他にもまだまだあります・・・。

 

「本来比べるべきではないのですが・・・」といった前置きのもと、

他のお友達との成長の差を明確に突きつけられました。

(※この現実を楽観的な僕にも実感させることが、夫婦で参加した理由でした)

 

実は、妻の兄弟が自閉症で、

「加配」の経験があったため、それについても妻から切り出しましたが、

先生は、むしろその言葉を待っていたかのようでした。

 

息子は毎日、保育園でかなりの負担をかけていたようです。

 

 

妻の目からは、涙が溢れていました。

もちろん分かっていたつもりでいました。

息子が他の子たちとは明らかに違うこと。

 

毎日の保育園日誌で、先生方と文面でのやり取りはしていましたが、

特に気になる様子は書かれていませんでした。

本当に異変があったら言ってくるだろう。

これまでかかった療育機関でも、

「保育園の先生からは何か発達について指摘がありますか?」といった

ヒアリング項目もあるぐらいです。

 

しかし、実際にはそんなものはありませんでした。

そりゃあ、先生方も気を使いますよね。。

正直に言ったら言ったで、問題になるリスクもある

このご時世ですから。十分、理解出来ます。

 

妻と僕は、そんな息子の現実を、

今日改めて知ることになりました。

いよいよこの時がきたか・・・といったショックで、

妻は、面談が終わってからも家で何度も泣いていました。

(息子はそばで、相変わらず呑気に笑っていますが・・・笑)

 

夫婦でも話し合い、「加配」については申請しようと思っています。

 

「保育園の間は、なんとか守ることが出来る」

「保育園の中では私たちが全力で守ります」

そう、先生が言ってくれました。

他の人の目は気にならないと言えば嘘になりますが、

息子の成長のために出来る限りのことはしたいと思いました。

 

はじめに

今日からブログをはじめます。

ブログのテーマは、「育児」について。

とりわけ「発達障害児の育児」についてです。

 

2歳になる息子は、今流行りの(?)

発達障害」のにおいプンプンな暴れん坊です。

 

1歳半検診で引っかかり、

2歳になるタイミングで再度、

成長具合についてヒアリングを行うといった、

経過観察の状態でした。

 

しかし、今もまだ発語はありません。

 

そんな不安だらけの、

とにかく模索し続ける毎日ですが、

少しでも我が子の成長を感じる時間として

ブログに綴っていきたいと思います。